発泡スチロールの光と影

Posted by owner on 火曜日 8月 29, 2017 Under ビジネス

宅配便の小包やスポーツ・レジャーの保冷用に、何かとお役立ちなのが発泡スチロール。白くて四角い箱状のあれ。こすると白い素材がぽろぽろ崩れて白いかけらが舞い飛ぶので、子供時代に発泡スチロールの破片どうしをこすり合わせて「雪が降ったー」などと遊んだ人もいるのではないだろうか。

発泡スチロールの表面をよく見ると、小さな細かい球状の粒がキッチキチに寄り集まって凝固している。四角い箱のイメージで定着している発泡スチロールが、実は丸い粒々がぎゅうぎゅうにひしめき合って、最終的に四角い形を形作っているというのも不思議な話だ。
これがこすり合わせると固まりあった球状がボロボロと剥がれ落ちて雪のように散らばるという寸法。白い上にかけら一つ一つがふわふわして柔らかいものだから、ほんとに粉雪くらいの雪ならこんな感じだろうなと思ってしまう再現度。製造の時にわざわざ雪によせて作ったわけでもないのだろうに、よくまぁここまで似せたものが出来上がったものだなぁと、今さらながらにしみじみする。
それにしても、飛び散らせて遊ぶ分には楽しいのだが、いざ飛び散ってしまったあと、片づけようとしてもあの集めにくさはなんだろう。小さな粒がこれでもかとあたりを飛び交い、指でつまむにも小さくてつまみづらいし、掃き集めようとすればほうきの風圧でふわふわと逃げ回るし、そのくせほうきや手足にやたらと貼りついて取れない。しかも数は無数で、捨てても捨ててもきりがない。発泡スチロールの、あの厄介さだけは、ないよなぁ~…、と思う。自分で散らばせておいて、勝手なものだ。

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